津波1ヶ月後の七ヶ浜

昨日、津波から1ヶ月経った七ヶ浜を訪れました。(七ヶ浜の歴史
私に取って、この辺りは菖蒲田海岸を中心に子供の時から慣れ親しんだ土地だったのですが、あまりの景色の変わりようにそこがどこなのか地図を見ないと分からない場所も多いほどの惨状でした。


また、ここ七ヶ浜は津波の被害があまり報道されることがなく、この付近の状況がどうなのかと心配されている方々が多いと感じていましたので、敢えてありのままの状況を、なおかつ正確な場所が地元の人にも分かり易いように掲載したいと思います。(場所のリンクをクリックするとgoogle mapが表示されます。)
合わせて、津波被害の記録を残しておくこと、また、1ヶ月が経過した今になっても未だ津波の被災地では水すら引いていない地域も広範囲に広がっている現実も分かって頂きたいため、状況を詳しく記述させて頂きます。



菖蒲田浜の港付近


菖蒲田海岸



海岸の堤防は一部破壊されています。


その他、津波は人間の作ったものをことごとく破壊しています。






菖蒲田から花渕に向かう途中の新清水沢付近は水没しています。


花渕浜


砂浜には仙台港から流れてきたと思われるコンテナが無数に流れ着いています。菖蒲田浜。

小豆浜。ここは何度かサーフィンで入ったことがある浜です。

この小豆浜の隣の表浜は通称外人浜とも呼ばれ、この辺りは外国人の避暑地になっているところです。本来、それだけ風光明媚で穏やかな土地なのです。
「日本三大外国人避暑地」



菖蒲田浜から汐見台南方面。


汐見台は宅地全体が一段高くなっているため無傷です。
各地で津波に簡単に乗り越えられてしまっている堤防と同じような高さに見えるのですが、やはり堤防と街全体が底上げされているのは意味が全然違うと言うのをまざまざと見せつけれる光景です。
動画を見るとその光景の差に愕然とすると思います。




今後、津波の被災地の新たな町づくりが一大テーマになると思いますが、この七ヶ浜汐見台は一つのモデルになるのではないでしょうか。
とにかく、各地の津波の被災地を見て感じるのは、単独の堤防はいくら高くしても役に立たないことです。
一方、仙台市南部の仙台東部道路の西側や、自然の地形で守られた松島から分かるのは、何重かの障害物があると津波の威力は減衰し、家が流されるほどの被害は出ないと言うこと、そして、七ヶ浜の汐見台のように海に近くても一段高くなっている土地は守られると言うことです。
復興による街づくりは、高いところに家々を建てるか、街全体を土盛りで底上げするしか方法は無いのだと思います。

■被災地に応じ復興案 関西大大学院教授、政府にビジョン(2011.4.3河北新報


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