震災から3週間

あれから3週間が経ちました。
ここ数日で、都市ガスが復旧したエリアが仙台市内で急激に広がり、ここに来てようやくライフラインの電力、水道、ガスが正常に戻ってきました。
本日、我が家にも3週間振りにガスが来たのですが、この周辺の復旧に当たっていたのは東京ガスの作業員の方々。
聞けば、全国から3,000人の作業員が仙台に集まり、日々復旧に努めてくれているとのこと。
うちに来た東ガスの方々は山形の天童温泉に泊まり、毎朝バスで仙台に移動してきて作業に当たってくれているらしい。
北九州ナンバーの西武ガスの作業車なども走っていたけど、こうやって全国から支援に来てくれているって言うのは非常にありがたいことです。本当にありがとうございます。


仙台駅周辺は、仙台駅自身が修理中であるものの、大方地震前の日常に戻りました。
ただ、JRは不通区間が多いので駅前はさすがに人は少ないですね。

ヨドバシカメラ仙台店は、もう普通の状態です。

地下鉄仙台駅も普通。朝晩の込み具合もだいぶ落ち着いてきました。東京の地下鉄と違って、エスカレーターも全機動いています。



一方、全国ニュースじゃやってないけど、宮城県内では隠れたライフラインである下水道が問題になってきています。
沿岸部の浄化センターが津波の被害で処理量が大幅に落ちている中、最近の水道復旧に伴い下水が溢れて来ています。
昨日、処理能力が5割に落ち込んでいる仙塩浄化センターでは、多賀城市の各地で下水が逆流して道路に流出しました。
先日のブログでも、南蒲生浄化センターから流れてきたらしい大きなタンクが田んぼの真ん中に転がっている写真を載せましたが、県内4カ所の下水浄化センターが津波の被害に遭い、一部復旧まで数ヶ月、完全復旧に2年必要だと言われています。


原発で節電も大事ですが、地元では生活排水を減らす努力も必要です。



とにかくこの震災は被害の範囲と深さが尋常ではなく、様々な施設・設備の復旧に数ヶ月は言うに及ばず数年掛かるものも多いようです。
地震のそのものの後遺症はだいぶ復旧してきたのは事実。
しかしながら、津波被害の復興にはまだまだ膨大な金額と労力、そして膨大な時間が掛かる上、新たに湧きあがってくる問題も数多くあるを忘れてはなりません。


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