interview with endo
日経NETWORKに遠藤が連載を持っていることは何度か書いたけど、その遠藤のインタビューがメルマガに掲載されました。
で、編集部の方に許可を得たので転載します。
なかなか良いインタビュー内容ですので、是非読んで下さい!
以下、日経NETWORK読者限定のメールマガジン「日経NETWORK倶楽部メール」から転載。
3.新連載インタビュー
●遠藤 一義(えんどう かずよし)さん
――「管理者のためのコマンド活用講座」担当
4月号から新連載中の「日々の運用をアシスト 管理者のためのコマンド活用講座」は,代表的なネットワーク・コマンドとその活用法を解説していくコラムです。その筆者,遠藤 一義さんにお話をうかがいました。遠藤さんは,仙台市にあるITベンダー,トライポッドワークスの技術本部のプロダクトマネジャーです。(聞き手:加藤 雅浩)
>まず自己紹介をお願いします。
現在は,ネットワーク・セキュリティ製品の設計開発を担当しています。今の会社で働き始めたのは2年ほど前で,それ以前は通信事業者や大学のネットワークの保守運用に携わっていました。もともとはNTT関連の工事会社に就職し,情報システム部にいました。それが,1990年代前半で,ちょうどインターネットが普及し始めたころです。
>ネットワーク・コマンドを使うようになったのはそのころですか。
そうですね。TCP/IPネットワークでは通信できたりできなかったり,ある日急に通信ができなくなるといった,さまざまなトラブルを経験しました。こうした状況で,必要に迫られてネットワーク・コマンドを使うようになりました。ただし,単にコマンドを打ったらトラブルが解決するというものではなく,トラブル原因の究明には,状況に応じた使い分けや組み合わせが必要だと感じました。
>現場で得られたテクニックやノウハウがあるわけですね。それらを会社主催のセミナーでお話されているとか。
はい。今の会社に入って初めて人前で話すようになりました。これまでは社内で少人数のグループ相手に話すことはあっても第三者に何かを教えるということはありませんでした。
>すると本誌が活字デビューということになりますね。周りの反応はいかかでしたか。
何年も音信が途絶えていた友人から,「連載みたよ」という連絡をもらったり,外で知らない人から声をかけてもらったりすることがありました。難しいことを説明して理解してもらえると,やっぱりうれしいですね。
>それはなによりです。では担当編集者としては聞きにくいことですが,苦労されている点はありますか。
頭の中の知識を文章にする作業は初めてのことでもあり,とても苦労しています。いままで感覚的に「こうだよね」と思っていたことを,いざ説明しようとして調べてみると「こうだったんだ!」と改めて気づいたり知ったりすることがあります。週末などを利用して,何とか時間をやりくりして原稿を書いてます。また,実際にコマンドを実行した結果表示のキャプチャ画面を記事で使うために,会社や自宅のネットワークをいろいろといじってます。こちらも相応の時間がどうしてもかかってしまいますね。
>いろいろと注文してすみません!最後に読者へのメッセージをお願いします。
今やネットワークの運用管理向けに,GUIを駆使して使いやすい便利なツールがいくつもあります。でも,それだと隠れてしまって見えないこともあります。ぜひ実際にネットワーク・コマンドをたたいてみて,しくみまで理解してほしいと思います。また,トラブル・シューティングのとき,いろんな手立てを持っていて臨機応変に対応できれば早期解決につながります。シチュエーションに合ったものをいかに選ぶかが重要です。この連載では,読者の皆さんの手数を増やすようなものを紹介していきたいと思います。
>ありがとうございました。