中国の労働力と社会インフラ

hongkong2.JPG朝は海まで散歩。 写真は海を挟んだ香港島側。


その後、昨晩一緒だったHさんのオフィスへ。
九龍側の26階ビルの最上階で、眼前に海と香港島の高層ビルが一望できるスバラシイ眺め。

改めて中国の事情を色々聞いた。
一番意外だったのは雇用について。

彼がマネージメントしているのは広東省にある工場。
製造業が中国に進出する際、地元の雇用も地元にとっては大きいんだろうなと思っていたが、むしろ地元比率は低く、中国全土から集まっているらしい。 黒龍江省からの人も結構いるとのこと。
彼の工場は地元の村との共同出資にも拘らず、である。 意外。
中国の人は職を探しに、とにかく大量に北から南に下りてくるんだそうだ。
日本では東京に人は集まるが、ここまでダイナミックな地域間の人の移動はないな。

それと、オフィスに張ってあった広東省の地図を見て思ったんだが、今の中国の発展を支えているのは、なんといっても高速道路の徹底的な整備である。
とにかく縦横無尽に張り巡らされている。
西安でも高速網はかなり整備されていた。 しかも工事も進行中で、もっともっと整備されそうであった。

土地も余っているし、なんと言ってもそこは社会主義国。 土地は全て国の物である。
存分に広くまっすぐな道をガンガンに伸ばしている。
3車線に見える道路でも、超運転が荒い中国のタクシーの運ちゃんにかかれば前に並んで走っている3台の車に割って行って追い越すことが可能なくらい広い。
高速なのに自転車が走っていたり、歩行者が横断していたり、突然対向車が走ってきたりするが、北京オリンピックに向けて、中国では便所と高速道路が大改革中である。

そこで私が感じるのは、元々ダイナミックな人の移動と高速網の整備で、今後ますます中国の経済成長が加速して行くんだろうなと言うことである。
同様に光ケーブルも急速に張り巡らされていて、都市部ではブロードバンドの普及もかなりである。
都市部と農村部、貧富の差、色々あって平均がかさ上げされるのには時間が掛かるだろうが、国の力と言う意味では、そのネガティブな点までがうまく作用して、今後ますます中国のパワーは凄いことになっていくんだろうなぁ。

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