「時の運 人の縁」
朝一でまずは事務仕事。
昼から溜池山王にある外資系ハードウェアベンダーの太陽って言う会社と打合せ。
これからのアライアンスについて、K統括部長と。
最近、昔の仲間がみな偉くなってくれているので、前向きに話を進めてくれて助かるな〜。
その後、私の師である野田一夫先生の赤坂の事務所へ。
大臣経験もある某有名作家とモンゴルへ行き、今日の朝帰国とのこと。
少々お疲れの様子であったが、いつも通り、周りを元気にするオーラを放っている。
夕方から、品川にある某通信キャリア系大手SI企業と打合せ。
セキュリティソリューションに関するアライアンスについて。
中長期的に色々と協業できそうである。
昼の話もそうだが、すぐの結果をあせって求めるよりも、トライポッドができることとパートナーのビジネスとの相乗効果をきちんと時間をかけて提案しないといけないなと思う。
打合せ後、27Fにあるその会社のレストランで会食。
先方の部長2名とマネージャの方、こちらは常務、CTO、営業、私の計7名。
2名の部長は、これまた昔からお世話になっている人なので非常に楽しい会食だった。
ところで、昼に会った野田先生と夕方に会ったS部長は、私の起業の大元のきっかけを作った何人かの中の2人でもある。
S部長には、私が10年ちょっと前に技術者から営業に転身したいと思ったときに拾って頂いた。
そもそも営業になっていなかったら、その後の日本オラクル東北支社長も無いし、ましてやトライポッドを起業することも無かったと思う。
野田先生は6年前に仙台に戻った時に、当時の日本オラクルの社長だった佐野さんから紹介頂いた。
私の故郷は仙台であるが、大学から15年間も東京にいたので仙台に戻ってきても人脈などある訳もなく、支社の立ち上げをどこを足がかりに始めれば良いか皆目見当も付かない状態だった。
その時に地元の様々な方々をご紹介頂いたのが、当時宮城大学の学長であった野田先生である。
人脈の大切さ、コミュニケーションの重要性などを教えて頂いたのも野田先生からで、今、こうして何とか社長業をやれているのは、野田先生から学ばせて頂いたことがベースになっているのは間違いない。
しかも起業に当っては、野田先生の個人事務所を居抜きで引き継がせて頂くことにもなり、これまた縁を感じずにはいられないのと、様々な事情でお互いのタイミングが絶妙に合致してオフィスを引き継ぐことになったことには、運も感じている。
野田先生の著書に「時の運 人の縁」と言うのがあるのだが、ここ数年、色々な局面で「時の運 人の縁」を感じることが多く、今では私の座右の銘になっている。
人の縁を大事にしていると、時の運を呼び込むことができ、時の運を感じたときに自ら動くことで、また新たな人の縁ができる。
ビジネスの場では、かなり本質的な原理である。
トライポッドワークスはまだ半年の駆け出しのベンチャーであるが、常務の菊池、CTOの山口、私のそれぞれが昔からお世話になっている方々との様々な繋がりを事業の基盤にできている点で、非常に恵まれていると感じている。
それぞれの方々にビジネスの形で恩返しをすることが、トライポッドワークスの成功にも繋がるような事業を展開して行きたいと思っている。
