相馬野馬追
今日は月曜日であるが、どうしても相馬野馬追を見に行きたくて、トライポッド起業以来初めて会社を休んだ。
考えてみると、私はスピードが出る乗り物が好きである。
車、スキー、Wind Surfing、そして馬。
乗馬は、小一の息子と一緒に去年の夏に始めた。
クレインと言う乗馬クラブに行っている。乗馬と言うとなんとなくハイソサエティなイメージがあるが、実際には気軽な習い事って感じだ。
その馬が主役のお祭りが相馬野馬追である。(今日、地元の人に「祭り」って言ったら、「いや、これは神事です。お祭りではありません!」と言われた。それだけ神聖で歴史のある行事なんですね。)
福島の相馬市と南相馬市で毎年この時期に行われる。
この野馬追はなんと1000年以上も続いていて、ルーツは相馬藩の始祖である平将門だそうだ。以前、テレビで野馬追のドキュメントをやっていてその歴史と勇壮さに感動し、どうしても今年は行くぞ!と決めていた。
3日間に渡りいくつかの行事が行われるのだが、2日目の今日がクライマックスの甲冑競馬、神旗争奪戦が行われる。
毎年、競馬場の様な会場に2万人の観客が集まるそうである。
さて、今日のレポートである。
昼頃に祭場地の雲雀ケ原に着いたが、結構雨。
しかし、野馬追に雨は関係ない。
カッパで完全防備し、いざ出陣。
甲冑競馬は最後の方であったが、とにかく雨でどろどろになっている馬場を、甲冑に身を固め背中に旗差物の騎馬武者を乗せた馬が全力で疾走する様は、すごい迫力だった。
その後、メインイベントの神旗争奪戦。
どんなことが行われるかは、公式ページでも見て頂いた方が良いが、とにかく大迫力。
簡単に言うと、花火と一緒に上空に打ち上げられた御神旗を力ずくで取り合う騎馬戦である。
そして、御神旗をもぎ取った騎馬武者は、本陣山の羊腸(つまりグネグネしてる)の坂と言うところを駆け上がるのだが、その坂のすぐ横で見ていたので、勝ち誇った騎馬武者の喜ぶ様を間近で見れて非常に臨場感があった。
しかし、この地区にこんなに上手く馬を操れる人間が500人もいるのが不思議である。
とにかく勇壮で歴史の重みのある野馬追を満喫できた一日であった。
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