恩人と南三陸へ

今日は、私が会社を興すことに一番影響を及ぼした人と超久々に再会。
Oracleの創業者ラリー・エリソンに物申せる唯一の日本人、そうあの人ですね。(と言っても、IT業界以外の人は分からないと思いますが)
私が企業人として最も尊敬する人でもあります。
この人と1994年に出会わなかったら、私は絶対に起業してないでしょうね。トライポッドワークスはこの世に存在してなかったと思われます。
彼が今後復興に関わりたいと言う話を聞きつけ、まずは沿岸部の状況と実際の支援を体感して下さいとお願いし、仙台に来てもらったワケです。
こうして仙台に来てもらって1日一緒にいるのは、2000年5月の「日本オラクル東北支社オープニング記念セミナー」以来かも。懐かしい。ググったらこの時のオラクル通信の記事が出てきた。こんなこともあったねぇ・・・。



まずは朝一、仙台市宮城野区の蒲生地区へ。
ここは、私の実家から一番近い海辺なんですが、海から1Kmくらいは何もありません・・・。

このような半壊住宅と言うのは、各地で未だ手つかずに残っています。

家の中に他人の所有物が流れ込んでいるため所有者の自由にならず、全壊の家と違って対処法が複雑のようです。


途中、南三陸の大雄寺に避難されている方々から先週買い出しを頼まれたサンダルやTシャツ、雨カッパを購入。
ここのところ不足している物資の代表例は、夏物衣料。
今日は間に合わなかったのでお店で購入しましたが、ただいま「仙台から日本を元気に!」「ITで日本を元気に!」の活動の中で、夏に必要となるものを大量に仕入れています。
全国の自治体が集めた支援物資が被災地への搬送ルートが無くて余っていると言う情報から、愛知県庁と山形県庁と連絡を取り、来週から各県内で集めた支援物資を南三陸へ運び入れます。
仙台市のPTAが集めた物資もGW前から運んでいますが、これも引き続き搬送中。
合わせて、今日も同行してもらってたJVRの北村さんにご尽力頂き、ユニクロとクロックスジャパンに全面協力を得、これも今週末から夏物衣料とサンダルを大量に配布する予定です。



午後からは南三陸へ。

この一週間で、志津川の瓦礫撤去が結構進みました。
周辺部はまだまだ手つかずのところが多いですが、町の中心部はかなりの進捗のようです。

で、まずは町役場へPCを10台搬入。先週はプリンターを10台運び入れたんだけど、肝心のPCがまだだったんですね。

合わせて、職員の方々と町外避難所へのPC設置についての打ち合わせ。
「ITで日本を元気に!」の活動の一つとして、来週から避難所にPCを配置して行きます。
その後、戸倉の海洋青年の家、志津川の大雄寺、田尻畑の各避難所を巡回。


ところで、セブンイレブン志津川天王前店はこんな感じで営業しています。

店舗は土台しか残っていませんが、元の店舗の駐車場に移動販売車を置き、食料を中心に販売をしています。
しっかりATMもあるんですよ。スゴいですね。