仙台のIT企業の状況

【9:00更新】
仙台は、昨夜半から降った雪がうっすらと屋根に積もっています。

今日は足下が悪いのと地盤も弱ると思うので、復旧作業や生活の為の活動の際は極力気を付けるようにしましょう。


さて、下の写真は自宅から見える台原小学校の校庭です。
日曜までは校庭にぎっしりと車中泊の方々の車が並んでいましたが、日に日に台数が減り、今朝の時点では10台程になっています。

これは、自宅に戻ることができた方々が増えたと言う良い面と、ガソリンが無いために車中泊ができなくなってきている現実があります。
ただ、仙台市とその周辺では、日を追う毎に電気・水道が復旧したエリアが広がって来ており、徐々にではありますが生活環境が改善されて来ています。


また、地下鉄も混み始めました。
下は8:00の台原駅ホームの様子です。

地元経済を考えると、通勤できる人が増えることは企業活動が活発になることに直結しますから、非常に喜ばしいことです。
当然、私も含めてスーツ姿は一人もいませんが。



【15:00更新】
先ほどまで、仙台市内のIT企業をいくつか回って来ました。
お互い顔を合わせて安心すると同時に、これから頑張ろう!と声を掛けるために。
もう一つは、私自身もこの2日間やっとTVが見れるようになって仙台周辺地域の被災状況、特に沿岸部の状態を見て大変なことが起きたと改めて思う反面、もしかしたら、仙台の企業の多くが壊滅的なダメージを負っている印象が非常に強くなってしまっているのではないか?と思い、現場から生の情報を発信したくなったためです。


これから暫くこのブログで、他のメディアでは伝わらない「仙台のIT企業の今」をレポートして行きます。


以下のレポートを読んで頂ければ分かりますが、仙台市中心部のオフィスはもうだいぶ奇麗な状態に戻っており、電気もネットも正常なため、企業活動、特にIT企業の業務は動き始めております。
また、全て社長と話をしてきましたが、一様に復興への手応えを感じ始めており、表情は明るいのが印象に残りました。


まず、仙台駅前の高層ビルAERに入居している株式会社ニューソル

大塚雄一社長と話をして来ました。
社員の方々及びご家族はみなご無事だそうです。
PC、サーバーも損害無し。
ネットも電気も正常で、オフィスもすっかり整理され、出社されている社員の方々は普通にPCに向かって仕事を再開されておりました。


同じビルのアンデックス株式会社

三嶋順社長と話ができました。
社員の方々ご家族はみなご無事だそうです。PC、サーバーも損害無し。
三嶋さんは見ての通りの体育会系。こんな時には頼りになります。
ネットも電気も正常、オフィスは震災前よりも整理整頓されているのでは?と思うほど奇麗になっていました。


仙台駅から地下鉄で4駅目、長町一丁目株式会社アズワン

宍戸敏宏社長と話してきました。
社員の方々及びご家族はみなご無事だそうです。
こちらも設備には損害無し。
会社前の道路には地割れができていましたが、ネットも電気も正常で、オフィスは奇麗に戻されております。


南町通りのアルゴソリューションズ株式会社

宮崎正俊社長と話して来ました。
こちらも、社員の方々及びご家族はみなご無事だそうです。
こちらは組込み教育用ロボットなど、かなり精密機器なども扱っていますが、地震当日それらすらも壊れることなく、PCやサーバーはもちろん損害無し。
オフィスも奇麗な状態に戻っております。


同じビルの株式会社アイリンク

齋藤浩昭社長と話しました。
こちらは海産物や果物など産地直送のネット販売をされています。
社員ご家族ともご無事だそうですが、お付き合いされている牡蠣などの生産者さんとの連絡は取れていないところが多いようです。
オフィスが少々雑然としておりますが、これは地震の影響では無さそうです(笑)