SaaSからPaaS

今日明日は東京。
日本橋、六本木、目黒、秋葉原、品川あたりをウロウロ。


ところで、最近IT業界ではSaaSと言う言葉が流行っているが、次はPaaSだそうだ。 →記事
SaaSを流行らせたセールスフォースが言い出したからそこそこ流行るのかも知れない。


SaaSとはSoftware as a Serviceの略で、セールスフォースとかネットスイートが大手。(どちらもUSオラクルOBが設立した会社)
何かって言うと、これまでのように、xxシステムを一々社内に作ったりパッケージを導入するんではなく、ネット経由でシステムを利用するって言う形態のことを指す言葉だ。
ASP(Application Service Provider)の発展系で、裏側では仮想化技術、表側ではカスタマイズしやすい環境(マッシュアップの技術で他のサービスと連携しやすいとか)をユーザーに提供して、より使いやすくコストも安くなったサービスである。
まあ、ファッションと同じで、ほんとはあんまり違わないけど言葉を変えて流行を作っているところもあるが、ここに来て、相当ニーズが拡大しているのは間違いない。


で、何が言いたいのかと言うと、こんなトレンドや、実際に色んな企業を回ってて思うんだけど、今、お客さんが求めているのは、シンプルですぐに使えるサービスをITに求めているってことだ。
必ずしもネット経由のサービスが欲しいって言うワケではないんだけど、「作ったり導入したり」する複雑なシステムに、お金や時間、を莫大に使う今までのシステムには、かなり疲れているなって感じる。
複雑化したシステムの運用にはもっと疲れているし。
一方、既存のコンピューターメーカーやシステムインテグレーターはどうかと言うと、「作ってあげたり導入してあげたり」するビジネスモデルに偏重しているので、人を抱えすぎていてなかなかビジネスモデルを転換できないでいる。


ここ1,2年は景気が回復したり、金融業界の巨大システム案件が多かったりで、日本中で技術者が逼迫しているけど、この波が終わったら、急激に日本のIT業界の流れが変わるかも知れない(業界再編)予感がある。
マーケットのニーズとベンダー側のサービスがこれだけギャップのある産業もなかなか無いんじゃないかと思うんですよね。
我々も波に飲まれないよう、マーケットを読む力を持ち続けないといけないのと、変わらないといけない時は変われる柔軟性と勇気を持たないといけないな。


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