オリオン大星雲を撮りました

昨夜撮ったM42、オリオン大星雲。

BORG71FL + 1.4倍テレコン + Fujifilm X-T1 / Vixen ボラリエで追尾 / ISO3200 / 60sec×6枚 / ステライメージとApertureで画像処理


最近facebookにも星の写真をちょこちょこ載せていますが、昨夜も晴れ渡っていたんで近くの山(と言ってもクルマで行けるとこ)で写真を撮って来ました。
まだ道具の組合せに慣れてなくて色々課題はあるものの、今までの中ではうまい出来。
昔のことを考えると、素人がこんな写真を撮れるようになったって言うのはさすが21世紀はスゴいなって思います。


撮った場所は自宅からクルマで30分、泉ヶ岳スキー場の駐車場なんですが、仙台のすぐ郊外でもちょこっと山(駐車場は標高600m地点)に登れば天の川が見えるんですよ。
昨夜は雲一つない満天の星空で流れ星も結構流れていました。
写真は、天の川を渡る飛行機と懐中電灯で一瞬照らした木々。肉眼だとここまで鮮明じゃないですが、雲のような天の川ははっきり見えてましたよ。

Fujifilm X-T1 + Samyang 8mm魚眼 / Vixenボラリエ / ISO2500 / f5.6 / 160sec




実は私の星好きは小学校1年生の頃から。母親からブルーチップ(←懐かしい。いま調べたんだけどまだあるのかぁ!)の景品で小さい望遠鏡をもらったのがきっかけで星を見るのが好きになったんですよね。
ほんとに小さな望遠鏡で、たぶん口径3cmのシングルレンズで30cmくらいの長さで三脚も付いてないモノだったと記憶しているんだけど、それでもその望遠鏡で初めて月を見た時の感動は良く覚えています。
その後、6年生のクリスマスプレゼントで9cmの反射望遠鏡をもらい、1986年(ちょうど浪人してた)のハレー彗星の頃まではちょこちょこ星を眺める天文少年だったものの、大学入学で東京に出ると星も見えないし他のことに興味も移ってまったく星空を見ることもなくなっていました。


それが、2,3年前息子に望遠鏡を買ってあげたをきっかけに昔の天文少年の心が蘇り、最近では天体写真に凝り始めています。
とは言っても、本格的な望遠鏡は持ってないのでもっぱらポータブルな機器で頑張っているんですが、これがまた現代のハード/ソフトは天文方面にもかなり発展していて、私みたいなちょっとだけ知識がある程度の素人でも昔だったら考えられない写真を撮れるようになって来ているんですよね。


で、オリオン大星雲の話しに戻りますが、これがどこにあるかって言うと、皆さんおなじみオリオン座の三ツ星の下にある小三ツ星の真ん中。下の写真の紫のとこです。

この写真は9/20にベランダから撮影。


オリオン座中央付近のクローズアップ。他にもオリオン座は星雲が多い星座なんですよ。
写真には写ってませんが、燃える木の先にウルトラマンの故郷でおなじみのM78星雲もあります。

この写真も9/20にベランダから。X-T1 + 200mmズーム + ポラリエ。


昨夜撮った他の写真はM45NGC1499
ちょっとダメダメなので、いずれまた気合い入れて撮りたいと思います。

M45 プレアデス星団(すばる) Borg71FL + Fujifilm X-T1 / Vixen ボラリエで追尾 / ISO3200 / 60sec×2枚 / ステライメージとApertureで画像処理



NGC1499 カリフォルニア星雲(形がカルフォルニア州に似ているのでこう呼ばれている) Borg71FL + Fujifilm X-T1 / Vixen ボラリエで追尾 / ISO3200 / 90sec×5枚 / ステライメージとApertureで画像処理