雄勝町トレイルランニング(前編)


石巻市雄勝町
リアス式海岸の湾奥深くに位置する雄勝町は、津波の被害が特に甚大だった地区の一つで、家屋の70%以上が流出し、この2年半で4,500人の人口が1,000人以下になったと言われています。



その雄勝町が今年の春から開催している復興イベント「三陸・雄勝 海の幸トレイルランニング」に参加してきました。

今回参加したのは、我々の復興活動「ITで日本を元気に!」の有志からなる即席ランニングチーム5名。
日頃の運動不足もなんのその、最長35Kmのトレラン(山を走るマラソン)に挑戦です!

ちなみに、このイベントは2日間に渡って行われ、1日目は「海の幸を食べる」、2日目は「山を走る」と言うなんとも贅沢なイベントになっています。
メインはどっちかと言うと食べる方。
2日目の走る方は順位もタイム計測も無いファンレースなので、私みたいな初心者に優しい大会です。(ちなみに、今年6月に初めて開催され今回が2度目。来年以降も春と秋に年2回開催される予定です。)



で、初日の前夜祭。
屋台にはアワビやイクラ丼やサンマ焼きなどがこれでもか!と言うほど並べられ、トレラン参加者は明日走らなければならないことも忘れ、みなガツガツ海の幸を頂いておりました。


いくら!

ほたて!

さんま!

まつり!

おどり!

うた!

最後は参加者全員でキャンプファイヤー状態。
踊りや歌で盛り上がり、明日のお互いの健闘を祈ったのでした。


前述の通り、ここ雄勝町津波で大変な被害を受けた土地ですが、この大会はその地元の方々とボランティアの方々が手作りで企画/運営している大会です。
今回、そんな方々の想いが詰まった楽しいイベントに参加できて本当に良かったと思っています。走りは苦しかったですけどね。

その地元の方々の声がトレランのHPに出ていました。
みなさんに是非読んで頂きたいので、転記させて頂きます。
実は私の母方のルーツが雄勝半島のほぼどん詰まりにある名振(なぶり)と言うとても小さな集落なんですが、おばあちゃんから子どもの頃に聞かされていた「浜」の魅力はこう言うことだったんだな、と改めて思う文章です。
是非読んでみて下さい。

ランニング編に続く。